選挙

 

 

アメリカ大統領選挙中のこの頃。
 
 
考えたら内閣総理大臣指名選挙、知事選挙、市長選挙、生徒会選挙、PTA役員選挙、地域役員選挙、教授選挙など色々な選挙がありますね。
 
自分が立候補したり投票したりと積極的に参加する選挙もあれば、突き詰めれば自分も関わってはいるものの対岸の火事のように思えてしまう選挙もあります。また、往々にして大規模な選挙戦というのは白熱し、自分と直接的に関係する選挙では様々な思惑が渦巻きます。
 
 
だけど例えば『鉄腕アトム』対『マジンガーZ』なんて意味の無い選挙があっても面白いと思う。ということで今回は、勝手に選挙を催し独断で投票させていただきます。
 
 
第一戦:鬼滅の刃VS千と千尋の神隠し
 
興行収入でせめぎ合っているが、個人的にはジブリ作品に軍配が上がってほしい。
 
 
第二戦:AKB48 VSおニャン子クラブ
 
私はモーニング娘の世代だが。結果予測を立てるなら、数の論理から優勢なのはAKB48か。けれど、どちらが勝とうと真の勝者は秋元康ただ一人。
 
 
第三戦:金城武VS木村拓哉
 
間違いなく、金城武に票を投じる。格好いいから。以上。
 
 
第四戦:明石家さんまVSビートたけし
 
一緒に飲みに行く機会があるなら…と変換して考えたら、さんま。酒を酌み交わしながら始終 笑わせてもらえるなんて楽しすぎ。そもそもビートたけしは好きじゃない。
 
 
第五戦:越路吹雪VS美空ひばり
 
かなり迷う。越路吹雪の声には類稀な色気を感じるからずっと聞いていたいし、美空ひばりの唄の歌詞には心揺さぶられる。
 
 
第六戦:織田信長VS豊臣秀吉
 
カリスマ性という点では同等と思う。成り上がりから天下をほぼ手中に収め、後の豊臣家の衰退を知らぬ間に老衰し幸せだったであろう秀吉だが、どちらかの人生を代わりに生きられるとしたら…波乱万丈で豪快な信長を選ぶ。
 
 
第七戦:スターリンVSヒトラー
 
彼らの主張を聞いたところで結果的には無記名投票するが、彼らの本音や根底にある倫理観念などの思考回路については興味がある。しかしそれらは、彼らの母親か愛人か真の友人にでもならなければ知ることは出来ないだろう。因みに各々の政権が虐殺した人数を比較すると、スターリン政権の方が多いようだ。
 
 
第八戦:アインシュタインVSニュートン
 
ニュートン力学を経た歴史があってこその特殊相対性理論だと思う。特殊相対性理論の端を発したアインシュタインは天才と思うが、1600年代に慣性の法則を含め運動方程式や万有引力、さらに微分積分法を若干20歳代で見い出したニュートンもまた天才的と言える。ニュートン力学に加え光速度不変という原理が加わり導かれた特殊相対性理論は、宇宙の未知の解明につながるであろう浪漫を感じるため、この選挙は連記投票とする。
 
 
第九戦:ベートーベンVSモーツアルト
 
偉大な音楽家であるにもかかわらず共同墓地に葬られたモーツアルトの人生は、インパクトが絶大。ゆえにモーツアルトの曲は全てがドラマチックに聞こえる。『キラキラ星♪』でさえ天才の悲哀を感じ、遺作である『レクイエム』に至っては未完成であり、もはや聖域の様相。よってモーツアルトに一票。
 
 
第十戦:キリストVSブッダ
 
良し悪しでは投票できない、壮大な選挙である。個人的にはキリストの主張は理解するのが難しく、逆にブッダの主張は理解しやすい。自然ありきの神、神があっての自然、どちらかと言えば前者の方が理解しやすい。理屈では選択できず、結局、日本国で日本人として生まれた習性が、無意識にどちらかへ誘導する気がする。
 
 
 
因みに私は消極的な質であり、小学校の時の班長にすら立候補したことはありません。
 
 
2020年11月02日