暦を思う

 

 

予言や占いを信じる質ではないけれど、運が無いとか運が開けるとか、根拠のない『運』という理由を持って物事を片付けようとすることがある。運が無いから さっさと諦めて次なる目標へ向かえるならば、それで良し。運が開けるから それに乗じて幸せになって、なんら悪いことは無い。

 

 

2022年は地の暦では『壬虎』

地の暦とはすなわち干支(正しくは十干十二支)なわけだが、調べてみると『壬』は土の下で芽が膨らんで土がグンッと盛り上がるイメージであり、『虎』は生命誕生を表しているのだそう。

 

2022年は天の暦では『参宿』

天の暦とはすなわち占星術でいう二十八宿なわけだが、調べてみると『参宿』は嵐の神が宿ると言われ風雨が汚れを流すイメージのようだ。

 

十干十二支は十干と十二支の組み合わせで(10と12の最小公倍数で)60年周期で巡り、二十八宿は28年周期で巡る。よって天と地の暦は60と28の最小公倍数である420年周期で巡るため、『壬虎』と『参宿』が重なる2022年とは、1602年に次ぐ運勢の年ということになる。

 

日本では1600年に関ヶ原の戦いがあり、1603年に徳川家康が江戸幕府を開いた。以降、パックスエドガワーナ(江戸時代の平和)と称された江戸時代が265年間続いた。『壬虎』と『参宿』が重なる1602年は、徳川家康という日本の新しいリーダーが、パックスエドガワーナをもたらす布石を打っていた年なのだ。

 

 

ならば2022年も、きっと新たな平和が芽吹くはず!

 

 

因みに当院は前院長が開業して以来30年近く経過しますが、亡き前院長(私の父)は寅年であり、また、開業以来 今もずっと当院を支えていただいている中道婦長も寅年です。

 

(寅年の婦長と前院長.ある日のクリニック忘年会にて.)

 

されば、困難な事があろうとも、当院は『虎は千里行って千里帰る』勢いを持って、2022年も頑張って乗り越えられる運に恵まれているであろうと思っています。

 

 

 

明けまして、おめでとうございます。

 

 

 

2022年01月03日