医師紹介

ごあいさつ

2018年4月より勤務医から開業医になり、先代の意思と患者さんを引継いで循環器科を中心に内科全般をカバーした診療を行っています。私は、生命の要である心臓という臓器に携わる医師になりたいと思い循環器内科を専攻しました。医師になりたての研修医の頃は手術をする外科に興味があり消化器外科や婦人科などの癌の手術に妙々たる思いを抱きました。また、末期がんの患者さんに携わることもあり、医師は患者さんの人生観を含めて付き合わなければならないことを実感しました。一方で、心筋梗塞などで救急に運ばれてくる患者さんや、ICUやCCUの重症心不全の患者さんに俊敏に対応する循環器内科の役割にダイナミックさを感じました。今後も多科にわたる治療の最先端に目を向けながら学究の徒であり続け、真のホームドクターになれるよう精進して参ります。
院長 阿南 沙織 あなん さおり
院長 阿南 沙織

プロフィール

大分県竹田城の典医から6代続く医者家系ですが、私自身は福岡生まれの福岡育ちです。4人兄弟の次女として生まれ、幼少のころから祖父や父が医者として働く姿を何となく見ていたことがきっかけで医者の道に進みました。趣味は、映画鑑賞、読書、ピアノ、絵画鑑賞など。時間があれば、登山やキャンプに行きたいですね。

学歴

福教大付属福岡小学校、筑紫女学園中学校を経て、修猷館高校卒業、久留米大学医学部卒業

職歴

大分県立病院
九州大学病院
北九州市立医療センター

所属学会など

九州大学 循環器内科 入局
日本内科学会
日本循環器学会

阿南クリニックの歴史

前院長 阿南健
前院長 阿南健
循環器内科の医師として、1993年6月11日に阿南クリニックを開院。2018年3月4日、病のため齢67歳で亡くなりました。
医学のみならず、広く学ぶことを愛する人でした。書斎は、さまざまな分野の本に溢れ、常に「世界」「最先端」「先人の偉業」に目を向け勉強し、知識を得ることの喜びを感じていました。その傍ら、乗馬やカメラ、音楽、釣り・・など趣味をたくさん持つことで、人生を謳歌していました。
積み重ねた知識や経験をもとに、患者さんに寄り添うことをモットーとし、大好きな医師という仕事を生涯全うしました。
1992年12月31日 阿南クリニックの模型と共に家族写真を撮影
1992年12月31日 阿南クリニックの模型と共に家族写真を撮影
前院長が開業を志して以来、土地探しから設計まで、勤務医として働きながら、夫婦で協力して阿南クリニック設立を目指しました。前院長43歳、現院長10歳(右端に写っています)。4人目の兄弟もまだ生まれていない頃です。
1992年10月29日 地鎮祭風景
1992年10月29日 地鎮祭風景
クリニック建設地を得るために、6年間を費やし、無事に地鎮祭を催しました。この頃は、マリナタウンも未完成で閑散としていました。戸建てが徐々に建ち上がっている状況で、愛宕浜沿いのマンション群もまだ全くなく、広々とした更地のままの状態でした。
1992年10月29日 地鎮祭にて撮影
1992年10月29日 地鎮祭にて撮影
地鎮祭は、平日に行われたため、前院長は欠席しており、阿南邦子(前院長の妻)と阿南沙織(現院長)が出席しました。気軽に出席した小学5年生(写真・現院長)が引き継ぐことになろうとは・・。この写真には、運命的なものを感じます。
1993年 阿南クリニック建設中の風景
1993年 阿南クリニック建設中の風景
クリニック建設中。休日の度に家族で見に行って、徐々に仕上がっていく様を楽しみました。
1993年6月10日 開院前日の風景
1993年6月10日 開院前日の風景
現在地に、ポツンと阿南クリニックだけが設立されました。阿南健太郎(現院長の弟、当時8歳)が、クリニック横の更地でつくし採りをしたり、友達とキャッチボールをして遊んでいたほど、周囲には何もありませんでした。